大切なぬいぐるみがボロボロになったり、汚れたりして困っていませんか?
そんな時に思いがけず、素敵に修理してくれた、心強いサービスを見つけたのでご紹介します。
それはぬいぐるみのお医者さん。
つまりぬいぐるみの修理屋さん。
その時の様子をレビューしたいと思います。
ボロボロから復活したビフォアアフターは一番最後に。
キレイになるハズがボロボロに
この子が今回の主人公、うさぎのぬいぐるみです。
とある悲劇が起きましてボロボロに…
でも、ぬいぐるみを修理してくれるお店があると知り、頼んだ顛末をレビューします。
こんなに丁寧に復元してくれるんだ、って感動したんですよ。
ことのはじまり
我が家には、結婚当初からうさぎのぬいぐるみがありました。
それは旦那が学生の頃に、とあるコンクールで入賞したときの記念品。
しかし、大事にしているのかというとそうではなく、ただただ屋根裏部屋(物置部屋)にそのまま放置しているだけでした。
だいぶ古くなってしまったし、ホコリっぽいし、薄汚れてもいる。
「捨てていい?」と聞くと、「いや、それは捨てないよ」と。
思い出の品なんだし、確固たる意思があって捨てないなら別にそれはいいんですよ。
でもね、とっておくならこんなぞんざいに放置しておくのはどうなのか?
そこでひらめいたんです。
どうせならこのぬいぐるみをキレイにして、コレクションボックスとかに入れて、身近に飾れるようにしよう。
それを今度の誕生日プレゼントにしようと。
ぬいぐるみをクリーニングに出したことはないけど、クリーニング店のメニューに見かけたことがある。
我ながらいいアイデアだと、ちょっとわくわくしながら馴染みのクリーニング店へ持ち込みました。
なんとちょうど10%オフになっててラッキー。
10日ほどかかると言われ、まぁなんとか誕生日に間に合うな、その間にコレクションボックスをどうするか考えよう、と頭の中で算段してました。
さて、そろそろクリーニング受取日だなと思ってたところへ、そのクリーニング店の店長さんから電話が。
なぜ電話が?と思って出ると…
ぬいぐるみが大変なことになってしまいました…
は?大変?
ぬいぐるみが、ボロボロになってしまいまして…
いや、ボロボロって… そんなにひどい状態なんですか?
はい…一度見ていただきたいのでお店の方に…
なんとも申し訳無さそうに言うんですよ。
もう、ものすごく焦りました。
とにかく現状を確かめにお店へ。
救世主現る
いや、ほんとにひどい状態でした。
顔、腕、足も表面がハゲちゃって綿が見えてます…
店長さんも「ぬいぐるみの状態を見誤りました、本当に申し訳ありません」と平謝り。
かなり古いぬいぐるみなんだし、私が一言添えておくべきだったのか…でもいつも丁寧に仕事してくれてる所だったので信頼してたんですよね…
そんなことを考えても後悔先に立たず。
誕生日プレゼントにするため、クリーニングに出すことは旦那に言ってませんでした。
うわー勝手にクリーニングに出して、こんなことになってしまった!ともう私は焦りまくり。
その様子をみた店長も焦ってて…
でもちゃんと考えてくれていたらしく、ぬいぐるみ修理をそこで提案してくれました。
なんでもぬいぐるみを丁寧に修理してくれるお店があるそう。
知らなかった。
そして教えてもらったのがぬいぐるみのお医者さんというところでした。
どんな風になるのかはわからなかったけどもうね、これ以上ひどくなることはないので、やるだけやってみようって気になりました。
クリーニング店から直接そのお店に話を通してくれるというので、そこはお任せしました。
後日、クリーニング店から一部始終を聞いた、ぬいぐるみのお医者さんから連絡あり、今後はチャットでのやり取りをします、とのこと。
ぬいぐるみのお医者さん専用のチャットルームに登録して、いろいろ手続きを始めました。
まずカルテを作成するので、ぬいぐるみのお名前を教えてください。
え?名前?ナマエナンテナイヨ。
え、えーーーっと
じゃぁうさ吉で!(超適当)
ぬいぐるみの名前を聞かれるなんて思ってもみなかったので、あせりまくり。
きっと修理に出すような大事にされてる他のぬいぐるみ達は、当たり前にお名前があるんだろうな、と想像。
うさ吉は生まれてから(製造後)数十年たってから命名されるという、なんともめずらしいパターンですね。
今後はこのチャットで、細かい要望などにできる限り沿う方向でやっていきます、とのこと。
なんかすごいことになってきたな、と思いました。
治療に関して一番最初に言われたのは、表面の布地の損傷が激しいので、すべて作り直します、ということ。
できるだけ近い感じの布地を見つけるようにします
ホントにすごいことになってきたな
この時点で、もう誕生日には間に合わないと確定したようなものだったので、本人にどう伝えようかと悩みました。
でも悩んだところで何も変わらないので、観念して正直に打ち明けることに。
ちょっとは怒られるかと思ったけど、「まぁ古いものだし、しょうがないよ」と言ってくれました。
ホントはどう思ってたんだろ。
治療の進捗はちょくちょく入れてくれて、「生地が見つかりました、これでいいですか?」とその画像を送ってくれたり、
表面の作り直しが終わったときに、もとの生地より毛足のながい生地だったので、ちょっと毛深いうさぎになってて、「少しトリミングしましょうか?」と提案してくれたのでトリミングをお願いしたり。
あと中身の綿の入れ具合、とかですね。
パンパンにしたいのか、それとも少しフニャっとしたほうがいいのか、とか聞かれましたね。
こちらとしては一貫して元の状態に近くなるように、とお伝えしてました。
とにかく丁寧に治療してくれているのが伝わりました。
そして完成したのがコチラです。
この画像ではだいぶ色味が違ってみえますが、実物はだいたい同じです。
おかえり
本当は平成生まれだけど、なんなら昭和風味の素朴なうさぎから、令和風(今風)なうさぎに生まれ変わりました!
ニューうさ吉の誕生です。
外側をまるっと入れ替えているので、そっくり!とは正直言えません。
でもとても丁寧なやり取りで、こちらを気遣ってお仕事してくれてるのがひしひしと伝わってきて、もう本当にありがとうございました!って感じです。
しかもね、
来ているセーターをめくると…
ハートに形どった前の生地が、左胸の部分にアップリケされてるんです。
うっすらとハート型があるの、わかります?
「うさ吉くんのハートを引き継がさせていただきました」ですって!
なんとも細やかなお心遣い!
なんかもうここまでくると泣けてきました。
クリーニング店の店長さんが、いくつかの修理店の中から一番よさそうなお店を選びました、とあのとき言っていて、自分で選んだ訳ではなかったのですが、ここのお医者さんで良かったなぁって思ってます。
なので、もしも大切なぬいぐるみが大変なことになってしまったら、ココをおすすめします。
まとめ
すったもんだの末、当初の予定通り、うさ吉はキレイになってコレクションボックスに収まり、旦那のベッドサイドに飾ってあります。
あんなにボロボロだったのがウソのよう。
めでたしめでたしって感じですかね。
ボロボロだったうさ吉は、大きな外科手術が必要だったのでちょっと風貌が変わってしまいましたが、ぬいぐるみのお医者さんのサイトで見られるほかのぬいぐるみ達は、結構元通りな状態で退院しています。
ぬいぐるみを修理に出す方って結構いるんですね。
修理に出そうかどうしようか迷っている方は、どんな感じかぜひサイトを見てみてください。コチラ
うさ吉はこちらに入院できて、本当に良かったと思ってます。
参考になったら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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