2024年8月25日「ポツンと一軒家×帰れマンデー見っけ隊!!」スペシャル番組が放送。
人里離れた僻地でニュージーランドの元公邸料理人が営む和風オーベルジュ・八十八が紹介されました。
出演者がそれは美味しそうに料理をいただいていましたよね。
今回はそんな知る人ぞ知る名店の料理人と、店の場所やメニューを紹介します。
和風オーベルジュ・八十八は、かつてニュージーランドの日本大使館で公邸料理人を務めていたご主人が奥様と経営なさっています。
公邸料理人とは、大使や総領事などの外交官が住む公邸で、相手国の要人や外交官、日本から訪れる賓客をもてなすための会食を成功に導く役割を担う調理師です。料理で日本の外交活動を側面的に支援し、「食の外交官」とも呼ばれています。
外務省HPより概要
食の外交官!かっこいい響きだし、責任の大きさも伝わる呼び名ですよね。
その国の習慣や文化などを重んじながら、日本食の魅力を伝えることが求められます。
料理するだけではなく、仕入れ段階から地元の食材や網元などとの関係を築かないとなりません。
つまり食材の調達から料理を要人に提供するまでを、一手に引き受けている人なんですね。
こちらが料理人の三浦心一(みうらしんいち)さんと奥様の紀代美(きよみ)さん。
八十八では「美味しいものを食べて笑顔になってもらいたい」という思いで料理を提供していると、ご主人が語っています。
地元の新鮮な食材を利用して、豊かな発想で美しく盛り付けた料理にはファンも多いのだそうです。
八十八を開業するときに、ほとんどの人から「あんなところでは商売にならない」と言われたそうです。
かなりの山奥ですからそう言われるのも無理ないと思います。
それでも20年以上続けていられるのですから、心一さんの料理の魅力が格段に高いことが伺えますね。
山ふき三昧(有馬煮・柚子胡椒煮・ふきのとう)
豆腐をわざとすだつように煮含め、等や豆腐の衣で友揚げした新食感の東坡(とば)豆腐
真ん中は白トリュフと塩を振ったトウモロコシとエビの天ぷら
両端は紫の葛の花の天ぷら
すぐ近くから湧き出る「弘法大師の清水」や山で採取した山の幸をふんだんに使ったお料理です。
こちらは蕨(わらび)。太くて大きい!
こんな新鮮な山菜をすぐ調達できるのは、山奥ならでは。
心一さんは自身の料理を「五味五感を刺激する料理」と語っています。
京懐石料理を基本として山菜の旬を見極め、既製品を一切使わず全て一からの手作り。
時間はかかりますが、お客さんの満足度はとても高いそうです。
豊かな自然の食材で、最高の料理人が手掛ける料理たち。
なんとも贅沢ですね。
住所 | 富山県中新川郡上市町護摩堂535 |
電話番号 | 076-473-2267 |
営業時間 | 11:30~15:00(お昼の懐石料理は2日前までTELにて要予約) 夜はTELにて完全予約制 |
休み | 不定休、年末年始(雪が降るまで)11月中旬〜山の雪が溶けるまで(4月頃) |
アクセス | 北陸自動車道 滑川 I.Cより車で約15分 北陸自動車道 立山 I.Cより車で約25分 北陸自動車道 上市スマート I.Cより車で約20分 |
隠れた名店・八十八を切り盛りする三浦夫婦。
心一さんはかつてニュージーランドの日本大使館で公邸料理人を務めていた凄腕のシェフです。
こだわりが詰まった他では食べられない料理を提供するので、山奥にあるにもかかわらずお客さんがやってきます。
実は八十八が「ポツンと一軒家」に取り上げられるのはこれが初めてではありません。
前回の放送を見て八十八の料理に一目惚れをした方が、シェフの引き抜きにいらしたそうです。
すごいですね!
今回の放送でまたファンが増えるのではないでしょうか。
変わらない味を守って欲しいですね。