2024年夏ドラマとして放送の「西園寺さんは家事をしない」のネタバレ、独自の感想を綴っていきます。
いよいよ最終回（11話）となってしまいました！
9/17放送 「最終回！全員幸せになる方法、きっとあるよね」
まだご視聴なさってない方、ネタバレNGな方はご注意ください。
「さようなら」とメモを残し、突然姿を消したルカ（倉田瑛茉）。
西園寺さん（松本若菜）と楠見（松村北斗）は、自分たちが互いに恋心を抱いてしまったことでルカを傷つけたのではと罪の意識を感じてしまう。必死にルカを探し続けると、ルカは意外な場所を目指していて･･･？
そして、そこで西園寺さんと楠見は思いもよらぬ人に会うことになるのだった。心を通じ合わせながらも、一番大切な存在であるルカのため、“偽家族”はどうあるべきなのか、何が正解なのかを考え続ける西園寺さんと楠見。
「西園寺さんは家事をしない」公式HPより
話し合い、思い合い、“家族”を築いてきた西園寺さんたちがたどり着く答えとは――。
「西園寺さんは家事をしない」ついに終わってしまいました！
良かったです！！！！！
最終回の見どころとしては
10話のルカちゃんの置き手紙「さようなら」の意味は「偽家族」がなくなることに反抗した家出でした。
家出先は川口さん。
手土産の手作りクッキーを用意するなんて超計画的！笑
クッキーをプレゼントする相手は「ともだち」と言っていたので、ルカちゃんは川口さんのことを友達認定してたのね。
何か霊的なものを感じて通ずるものがあったってことでしょうか？
川口家へたどり着いたことで、川口さんが西園寺さんのお母さんだと判明。
10話の匂わせで「やっぱり！」とスッキリした人が多かったでしょう！
何年かぶりに母と対峙した西園寺さん。
一番の心のわだかまりは「なぜ家を出ていってしまったのか」ということ。
母の方もそう。
「何も言わずに出ていってしまたことへの後悔」と「どうしてそうなってしまったのかの答え」
正直10話見終わった時点で、西園寺さんと母の心のすれ違いを、あと最終回しか残ってないのにどうやって終着させるのか心配でした。
でも高畑純子の怪演が光りましたねー
たった9分間のカットで
「私が嫌になったのは、やりたいことをやらなくなった自分」
子育てが一段落した時には
「もう自分の中のやりたいことが、どんどんなくなってくの」
そんな恐怖というか、自分への虚無感を表していた。
脚本も良かったけど、何と言っても高畑純子だからなんだろうなぁ。
9話でポッと出てきたキャラなのに（回想シーンはあったけど）西園寺母の人生をまざまざと見せつけてくれました。
さすが高畑さん、絶賛の嵐です。
黒子となりルカちゃんの家出をサポートした横井さん。
西園寺さんの彼氏ではなくなって、少しずつフェードアウトしていくかと
思いきや、最後までしっかり出演してくれてて嬉しかったです。
家出のサポートを終えて、楠見くんと西園寺さんにバトンタッチするところ
あとは頼みます
って！
七海の最期のセリフじゃないですかっ！
気づいた人いる？
気づいたの私だけじゃなくてうれしい！
呪術廻戦見てた人は絶対気づくよね！
最近映画でもドラマでも「同じ世界線」が流行ってるように感じますが、
まさかアニメのキャラをこんな形で引っ張って来るとは！
制作側、わざとでしょうか？
それとも偶然？
西園寺さんたちが旅立ってがらんとした偽家族住居。
川口さんが「見つかるといいんですけどね、探してるピタッと来るなにか」
に対しての
これがまんま答えですよね。
横井さんが明確に代弁してくれてスッキリしたし嬉しい。
そして西園寺さんの家だった場所は、横井さんが子供食堂を開く計画が明かされました。
他の誰かが住むんじゃなくて横井さんの子供食堂なら、いつか帰ってきた西園寺さんたちも気兼ねなく立ち寄れますよね。素敵！
横井カズト、いいキャラクターだったな。
「偽家族は終わらないよ」と嘘をつかれたことにキレて家出したルカちゃん。
そのキレっぷりがコレ。
どういうオーダーをしたんでしょうね。
「ルカちゃん、変顔して」って言われてこんな顔出来ますか？
10話の感動的な泣きシーンといい、変顔まで自由自在なこの演技の幅は、もう実力派俳優・松本若菜を目指してる？
いや、目指してほしいけど！
ルカちゃんの家出を期に、再びどうすれば3人一緒にいられるかを模索し始めた西園寺さん。
それに気がついた西園寺さん。
そう言えばそうだったよね。
一緒にいるための別の形を模索！
偽大奥、偽大家族特番、偽修学旅行？
ここらへんに来ると最早なにがなんだか意味不明に。
結局さ、好きな者同士一緒にいたらいいんだとルカちゃんも気づいたよね。
このシーン
ルカちゃんが気づいたなら大丈夫。この笑顔だし。
その描写がママとパパと西園寺さん3人が、仲良く笑ってる情景なのが最高でした。
現実的なことを言うと、こんな3人の曖昧さは日本にいると不審がられてしまうでしょう。
周りはカテゴライズしようとしてくるけれど、そこは本人たちが分かっていればいい話。
だから海外に出たのは最適解なのかも
西園寺イズムでバババーっとやっても
「日本人ってこうなんだ？」って思ってもらいやすいかもしれない。
「僕らが当然と思っているものは一部の地域のその時代だけに当てはまる
『小さな当然』なのかもしれません」
と楠見くんが言っていたように、常識なんて今、この地域のみの常識だったりする。
それは間違いないから。
「偽大奥」なんてパロディでしかないかと思いきやちゃんと要素になってた。
ラスト ルカちゃんのセリフ
「See you soon, I hope」（また会えるよね）
って聞こえましたよ！
続編、期待してもいいってことかな⁉️
愛あり笑いあり涙あり。
キャッチフレーズの「ハートフルラブコメディ」通りのドラマでした！
松本若菜、松村北斗、津田健次郎、高畑純子などなど、骨太な俳優陣と倉田瑛茉という素晴らしい子役が存在したからこそ、「西園寺さんは家事をしない」は愛される素晴らしい作品になりましたね。
10話の前あたりで「実は松本若菜は代役だった」というニュースがありました。
本当は綾瀬はるかだったのではないかと噂があります。
確かに綾瀬さんの雰囲気にもマッチした作品だと思います。
けれど、西園寺さんが松本若菜で良かった！
松本さんは個性的でエネルギッシュな西園寺さんを難なく乗りこなしていたというか、本当に自分の中に西園寺さんを作り出してしまったんじゃないかと思うほど。
地上波初主演ということで、とても期待していましたが本当に期待以上でした。
また別の作品で怪演を楽しみにしています。
あ、続編もできればやって欲しいーーー
最終回放送後に更新します。
それでもきっと大満足な最終回になりそうな気がします。
でももっと見たい！
続編を今から希望！