2023年秋ドラマとして10月スタートの「いちばんすきな花」のネタバレ、独自の感想を綴っていきます。
まだご視聴なさってない方、ネタバレNGな方はご注意ください。
2023年11月23日 第7話「引っ越し決めました…4人の知らない秘密」
春木椿(松下洸平)の家で、潮ゆくえ(多部未華子)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)は、4人で初めて自炊した鍋を楽しもうとしていると、椿が突然「引っ越すことにしました」と切り出す。
いちばんすきな花公式HPより
家を売りに出していたのか尋ねるゆくえに対して、椿は前にこの家に住んでいた人が買い戻したいと言っていると不動産屋から聞かされた事を明かす。
「なんか、わがままですね」と、思わず口にしてしまうゆくえに対し、椿は想定外に一人になってしまったのでちょうどいいと思ったと説明するが、この決断に夜々も納得がいかない。
そして、この家の前の住人を探していた紅葉といがみ合う。
アパートに帰ったゆくえがこのみ(齋藤飛鳥)に椿の家での出来事を話す。
このみは「なんでお花屋さんが引っ越すだけでそんなギスギスするの?」と不思議そう。
ゆくえは、この4人だから、あの場所が良いということもあると言うのだが…。
椿が引っ越しを決め、それを 鍋パーティにて報告。
前住んでた人に譲るそう。
前の住人と会いたい紅葉と、この部室を失いたく夜々と言い合いになってしまう。
紅葉は席を立って2階へ。
「思春期かよ!」と強めの言葉をその背中にぶつけてしまう夜々。
まるで兄弟喧嘩。
それを心配そうに見守る椿とゆくえが、もうお父さんとお母さんでちょっとほっこりする。
夜々もせっかくの自炊、4人で食べたかった…と漏らし
そこに怒ってたのねーと。
かわいい妹ぶりを発揮してました。
ゆくえが一人カラオケ。
一人でも来るんだね。
なんと偶然向かいの部屋にも赤田が一人カラオケ。
扉を開けてそれぞれの部屋から顔をだし、話し込む二人。
廊下に顔を出してるので、他の客の通行の邪魔だ。
おもいっきり邪魔だよそれ、迷惑だよ。
でも前回春木邸であんなに険悪になったのに、全然普通にしゃべれてて二人の友情の深さを知ったよね。
こんなに気の合い人を切るのはもったいないよー赤田。
でも嫁がなぁ、難しいね。
その後の赤田家にて。
カラオケに行ったら偶然潮と会ってしまった、と律儀に妻に報告する赤田。
んー、確かにやましくないからちゃんと報告できるんだろうな。
でも結局妻を不安にさせたよね。難しいね。
しかし問題はそこじゃなかった!
「潮さんに恋愛感情はないって、本当だと思う。だからヤなんだよ。私には補えないってことじゃん。比べる土俵が違うから勝ち負けもないってことでしょ。彼女や嫁からは得られない栄養を潮さんから得てるってことでしょ!」
「コタくんのこと、自分の栄養だけで育てたいの!」
はじめ見たときは面白い発想する人だなぁと思いました。
そのシーンはお互いを深く思っている風でほのぼのしてました。
が、あとからよくよく考えるとコワいなと感想が変わりました。
いや、嫁、独占欲強すぎじゃん?
「自分の栄養だけで育てたいの!」
これってまんま束縛系のセリフじゃん。
Xにも同じ声の人がいましたよ。
今はラブラブだからコタくんも気づかないでしょうけど、コタくんの今後がとても心配になってしまいました。
コタくんが束縛系が好きって人なら問題ないんでしょうけど、ゆくえとの友情が続いてるしなぁ。
難しそうだなぁ。
コタくんに幸あれ。
白波出版の本の装丁イラストの仕事が形になった。
紅葉にとって初めての大きな仕事だったと思われる。
その報告をいの一番に椿に報告してる紅葉かわいい。
そういう人ができて本当に良かったね。
そんな仕事先の出版社が椿の務める会社っていうのも運命よな。
もしかして、この仕事って篠宮くん経由だったりするのかな。
貯まったポイントで買ったという家庭用エアホッケー。
有無を言わさず夜々が春木邸へ持ち込む。
二人っきりでエアホッケー。
夜々が前回の紅葉との喧嘩をあやまると、椿が家を売るに至った心情を吐露。
その話の流れで、思わず夜々が椿に告白をしてしまう。
自分が純恋の代わりになれないかと。
椿の反応を見てすぐ冗談で済まそうとした夜々だったが、真意は伝わってしまいます。
椿は真摯に「3人とも同じように好き」と返すのでした。
この時点では椿から夜々への矢印は伸びないだろうなぁと思ってましたが…
やっぱりなかったですねー。
このあと夜々は紅葉のコンビニに駆け込んで、紅葉に告白失敗を愚痴る。
さすが友達。
タイミングを間違えたって言ってましたね。
確かにタイミングは間違えたかも。
攻めるなら時間をかけてジワジワいかなきゃー。
夜々側は10歳差を大したことないと思ってるけど、椿側は大きな差だと言ってたからね。
でも夜々ちゃん初対面から椿のこと気になっていたじゃん。
ゴミ箱からわざわざクーポン券を拾って、繋がりをキープしてたじゃん。
これであきらめたらもったいないよ。
この後も夜々頑張れーって、芽はあるぞーって思うけど、そこはこのドラマ内じゃ描かないよね。
残念。
椿にとって中学時代の同級生で友達っぽい関係。
密かに会いたかった人。
紅葉にとって高校時代の先生。
唯一自分を分かってくれてて会いたかった人。
ゆくえにとってあこがれの塾の先生で今は友達。
夜々にとって優しいいとこのお姉さん。
将棋を教えてくれた人。
4人が春木邸に揃った時、4人のみどりの漢字が美鳥だと判明。
しかも紅葉をのぞく3人の美鳥の名字は志木。
このシーンでえっ!とびっくりする様子や息を飲むのがシンクロしまくってて面白い!!
テンポも最高でした!
このコント、秀逸。
なんど見ても面白いです。
ゾワっとします。
そんなヒャーっとした気持ちからの椿先生の「はい、ちょっと着席ー」までがワンセットなんですね!
冷静になってお互い情報を出し合うと、どうやら4人の言うみどりちゃんは同一人物のようです。
紅葉の小花美鳥は志木美鳥が結婚していた時の名前。
ただ、4人の言う人物像がバラバラ。
椿のみどりは生徒や教師から恐れられてる人。
ゆくえのみどりはあこがれの塾講師。
夜々のみどりはぽわぽわしてふにゃっとしててやさしい。
紅葉のみどりはいつもイライラしてて不機嫌な人。
同一人物でほぼ確定なんですが、4人がみどりと会ってる時代が違うとは言え、これだけ印象が違う人ってすごいですね。
今回夜々の告白は実らなかったけど、希望を残す描き方だったんじゃないかと思ってます。
1話で椿は言ってた。
「みんなのいい人にはなれるのに、誰かの一番すきな好きな人にはなれなくて」
なれたじゃん!椿!
この4人で友達関係になれてなかったら、すっと受け入れてたかもなぁ。
皮肉だなぁ。
そしてラストでゆくえのみどりちゃんが映されました!
もちょっと引っ張るかと思ったけど…
志木美鳥役は田中麗奈さんでした。
前回戸田恵梨香さん希望!って熱く語ったけど、残念!ハズレた。
でもお二人、雰囲気似てません?
次回はなぜ4人の印象がこんなにも違うのかが明かされそう。
1話から名前だけちょいちょい出てたみどりちゃんが、まさか終盤にきてこんなにも中心人物になって登場するとは本当にびっくりな脚本です!