木曜夜9時テレビ朝日にて放送のハヤブサ消防団最終回のネタバレ感想をレビューしていきたいと思います。
ネタバレを含むので、まだ見ていない方、ネタバレされたくない方はご覧にならないでください!
最終話「理想の世界」
ハヤブサ消防団最終回ネタバレ!
住職と映子の話を聞き、アビゲイルの聖母とされる山原展子が本当はどういう生涯をおくったのかを知った三馬は、それをシナリオ風の作品にして立木に読んでもらう。
その展子の生涯は経典に書かれているものと全く違ったため、立木は当然拒否反応を示した。
「聖母なんかじゃない。彩さんも展子さんもただの1人の人間です。人間なんだから、弱くたっていいじゃないですか」
三馬は涙ながらに訴えた。
立木は迷いに迷った最後に、聖母降臨の儀式には行かず、町役場から町内放送をかける。
そこでハヤブサでの連続火事、山原浩喜と徳田省吾の死についてもアビゲイルの仕業だと暴露。
無事聖母降臨の儀式を阻止できた三馬が家に帰ってくると、立木が庭で待っていた。
やっと向き合うことができた2人だったが、突然銃を持った真鍋が現れ発砲。
三馬が重症を負う。
すぐ駆けつけた消防団の仲間たちのおかげで真鍋を取り押さえる。
杉森も警察に捕まり、アビゲイルの信者たちは散り散りに。
かくして一年後、ハヤブサは平穏を取り戻していた。
三馬はベストセラー作家になり、仕事は順調。
消防団の活動も仲間とともに続けている。
拘置所から立木の手紙が届いていて、近い将来きっとここに戻ってくるんだろう。
「静かに時間が流れる平和な日々が、ずっと続くことを僕は信じてる」
ハヤブサ消防団最終回感想・考察
展子の生涯
前回考察した通り、やっぱり映子さんがキーパーソンになりました。
英子さんは展子さんと幼馴染みと判明。
大人になってからもハヤブサで再会しており、その時に展子さんがアビゲイルに所属していることを知ります。
のちに人生に迷ったとき、そのことを思い出してアビゲイルの門をたたいてしまった。
しかしそこで見たのは聖母に祭り上げられている展子の姿。
すでに亡くなっている展子を都合の良いように教団が使っていることを知ってしまい、口封じのためか酷い目にあいます。
それを指示したのが杉森だったので、ハヤブサで会ったときに敵意のある目で見てたんですね。
映子さんはいつも胡乱な感じのたたずまいだったので、ハッキリ敵視してるのかどうか分かりづらかったですが、そんな微かな印象を与える演技、演出で、演技した村岡さんすご!ってなりました。
それにしても、経典の山原展子の生涯は全部嘘でびっくりでした。
江西住職
前話で住職の裏切りが分かり「ひーーーっ」とそら恐ろしくなりました。
一体どこからアビゲイルの仲間だったんだろうと。
最初から?あんなに太郎くんと話をして協力もしていたのに?
そうしたら杉森と取引したのは、消防団が東京に行っていたときでした。
だからそこまでは、確かにハヤブサのために動いていたんです。
杉森との取引に応じたのも展子の遺骨を取り戻すため。
そもそも住職がハヤブサに来たのも展子への罪滅ぼしなので、その取引に応じるのも無理ないです。
納得です。
立木彩の本音
一時太郎くんのことを利用してる?かのような描写がありました。
でも映子さんに語ったことが本音だったんですね。
「三馬さんが、アビゲイルと同じくらい 大切なものになってしまいました。どうしたらいいですか?」
短いセリフだけど、本気で好きという気持ちと、どっちも捨てられないという苦しい胸の内を表す切ないものでした。
彩さんが太郎くんをホントに好きで良かったー。
最後まで怖い真鍋
彩さんが太郎くんの説得に応じてアビゲイルの呪縛を解き、三馬家へやって来てめでたしめでたしと思ったら真鍋!
突然現れて銃をぶっぱなすという暴挙がもう急展開すぎてやられました。
こわいこわい。
しかもなぜ屋根の上から登場?
さらにこわいんですけど。
でも、このおかげでかっこいい賢作さんと分団長が見れました。
超気迫のこもった「狩りの腕ならこっちが上やぞ!」と真鍋に叫ぶ賢作さん。
そしてそれを「撃ってもコイツが喜ぶだけや!」と身を挺して止めた分団長。
どっちもかっこいい!つまりイケオジ。
こういうイケオジもできちゃうのが生瀬さんと橋本さんのすごいところよね。
あと真鍋乱入で負傷してしまった太郎くん。
太郎くんに展子さんが見えていたようなので、てっきりお迎えかと思い本当に死んでしまうのかと…
ハラハラさせますねー。
結局すっかり元気になっててよかった。
ラストシーン
約1年後のハヤブサ。
変わらず執筆作業と消防団の活動をこなす太郎くん。
仕事の方は順調でベストセラー作家になれた様子。
中山田氏は鼻高々。
彼は今後も時々ハヤブサに行って、消防団の人たちとわちゃわちゃする平和な未来が想像できて、こちらとしても幸せです。
彩さんの方も大丈夫。
三馬家に拘置所から出された彩さんの手紙がありました。
太郎くんのあの充実した日々から察するに、彩さんは拘置所を出たら太郎くんのもとに帰ってくるんでしょう。
一応ハッピーエンドです。
でも!
最後中山田氏がいたカフェで、新たなアビゲイルが活動していました。
あそこで聖母なのか?アビーと名乗ったちゃんみなさん。
素直に使い方が上手い!と思いました!
まさかここまで考えてのちゃんみなさん主題歌起用だったんでしょうか?すごい!
杉森の最後のことば「人に悩みがあるかぎり、アビゲイルはなくならない」これはある意味真理です。
悩みのない人なんていませんからね。
だから次々とアビゲイルのような宗教団体が生まれてしまう。
単純にハッピーエンドで終えずに、こういった薄暗い怖さを漂わせて締めくくるのはやっぱり「ハヤブサ消防団」らしく終わってよかったです。
三馬家に展子の写真があった謎
最後にこの謎が解明されていないのでは?と引っかかったのでX(旧Twitter)を調べてみると、同じことを言ってる人が多数おりました。
1つ思ったのが彩さんが迷いつつも聖母後輪の儀式に向かう途中のシーン。
そこで展子さんに呼び止められましたよね。
「カメラマンさん、なんですね。良かったら私も1枚撮ってもらってもいいですか?私がハヤブサにいた証を残したいんです」
展子さんはとっくに亡くなっているのでこれは幽霊なのか、それとも彩さんが過去を見ていたのか。
このとき彩さんはカメラなど持っていませんでした。
だから過去のこの展子さんの前にいたのは、太郎の父だったんでしょう。
写真好きだった太郎・父。
このときの展子さんは写真と同じ服にシャクナゲも持っています。
三馬家に展子さんの写真があったのはそういうこと。
ハッキリとそう分かるように描かれていたわけじゃないけど、この謎に関してはこんな感じに視聴者に判断を任せるパーツにしても良いんじゃないかと思いました。
ハヤブサ消防団最終話ネタバレ感想まとめ
ハヤブサ消防団、きれいに収まって良かったですが、原作と違う終わり方だったようで、ますます原作が気になるなぁ…。
— あるこ (@nicodai43) September 16, 2023
結局ポスターの俯いた消防団員は誰だったんだろ?
なんで三馬さん実家に展子さんの写真あったんだろ?
ついにハヤブサ消防団、終わってしまいました。
毎回予想以上に楽しませてもらって満足です。
でもウワサによると、途中から原作と話が違うようです!
ドラマが終わったら原作を手に入れて読もうと決めていましたが、それを聞いてますます読むのが楽しみになりました。
気になる人は一緒にいかがですか?
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