木曜夜9時テレビ朝日にて放送のハヤブサ消防団3話のネタバレ感想をレビューしていきたいと思います。
ネタバレを含むので、まだ見ていない方、ネタバレされたくない方はご覧にならないでください!
第3話「山の怪異」
さんかくにて三馬太郎(中村倫也)と立木彩(川口春奈)が2人で会っている。
ハヤブサを舞台としたドラマのシナリオを三馬が書き上げ、次の段階の打ち合わせだった。
その時立木に電話が入る。それはそのドラマ企画が頓挫した連絡だった。
しかし立木は三馬にドラマ制作が白紙になったことは知らせず、逆に自分が監督として撮ることになったと嘘をつく。
その日三馬が実家の古い荷物を整理していると、他のものとは雰囲気が全く違う一枚の写真に目が留まる。
それは若い女性(小林涼子)がシャクナゲの花を持った姿だった。
そんな折、編集担当の中山田洋(山本耕史)が訪ねてきた。中山田もシャクナゲを持った女性の写真にミステリーを感じて興味を示す。
その後2人でゴルフ場へ。
そこで三馬は消防団にはいったことを知らせると、中山田は似合わない!と言って大爆笑する。
2人は夕食を取るためさんかくへ移動。
そこへいつもの消防団の面々がやってくる。
なんだかんだ言って消防団員と意気投合する中山田。
一方三馬は例の女性の写真をみんなに見せて、誰なのか心あたりがないかと尋ねた。
結局誰も知る人はなく、ハヤブサの人間ではなさそうだった。
翌日は三馬と中山田が渓流で釣りをする、という話をすると団員たちは「あそこは出る」と言う。
昔その山で飛び降り自殺した女性がいたそうだ。
予定通り渓流釣りを楽しむ2人。しかし帰り道が分からなくなり、なんと遭難してしまう。
さまよい暗い山道で謎の老婆と遭遇。びっくりした2人は一目散に逃げ出す。
その後、運良く探しに来た山原賢作(生瀬勝久)と藤本勘介(満島真之介)と遭遇して事なきを得た。
4人で山道を下っていくところを、いつからそこにいたのか、暗闇の中からじっと見つめる真鍋明光(古川雄大)の姿があった。
翌日、三馬の家にて再びハヤブサ町おこしドラマの打ち合わせ。
中山田と立木がお互い自己紹介するが、すぐに中山田が呼んだタクシーが来てしまい、中山田は帰路についた。
途中、野菜の無人販売所で中山田が買い物をしていると、勘介が通りかかり声をかけた。
謎だった写真の女性が誰なのか分かったかもしれないと言って、三馬の家へ向かう。
正体が気になる中山田は、三馬の家へと引きかえす。
打ち合わせは終わっていたようで、立木はいない。
勘介はハヤブサをよく知る自分の祖母を連れて来ていた。
はじめおばあさんは写真の女性を「山原リンコ」と思ったらしい。
しかし勘介が持ってきた山原リンコの写真と三馬の写真と見比べてみると、とても似ているけれど別人だった。
実は山原リンコとは、消防団員が話していた山で自殺してしまった女性だった。
リンコはハヤブサではない男の愛人で、その男に捨てられておかしくなり自殺したのだという。
幼い娘、展子を残して。
中山田は写真の女性は展子が成長した姿なのでは?と推察する。
とその時、三馬と勘介の携帯に山原賢作の家が火事だと連絡が入る。
2人は慌てて勘介の軽トラで現場に向かった。
現場に着くと、ちょうど煙の中から賢作をおぶった宮原郁夫(橋本じゅん)が姿を現したところだった。
賢作に息はない。
宮原が必死に心臓マッサージをする。
「あほ、死ぬな!戻ってこい、賢作!!」
なんとか一命を取り留めた賢作。
そして火事を消火したあと、団員たちはやっぱり浩喜は放火犯ではなかったと思い知る。
賢作が入院するベッドの傍らで、宮原がりんごを剥いている。
これで警察は連続放火事件として、本格的に動き出すだろう。
実は賢作は少し前に防犯カメラを取り付けていて、そこに犯人が映っていた。
賢作が宮原にスマホの映像を見せる。
手袋をして、フードを目深に被った人物が火元あたりから走り去るのがわかる。
でも誰かまではわからない。
スマホの映像はここまで。
その人物は自分の車に乗り込む。
その助手席にはハヤブサ消防団の帽子が置かれていた…
そして場面変わってどこかの家の中。
立木と例の謎の老婆が並んで座り、神棚に目を向けている。
その神棚には、山原リンコ似の謎の女性が微笑む写真が飾られていた。
今回賢作家の火事でかなり危ない状態になった賢作を、分団長が必死になって助けました。
「アホ死ぬな!お前が死んだらオレは!戻ってこい賢作!戻ってこい!」
いつもかなり激しく罵り合ってる2人。
喧嘩するほど仲がいいという言葉はこんな2人のためにあるようなもんですね。
もしも逆に分団長が危ない目にあっていたら、賢作が同じように必死になって助けたに違いないです。
2話のももちゃんを取り合った学生時代の2人の描き方といい、原作者はこの2人にとても思い入れがあるように感じました。
ラストに放火犯のものと思しき消防団の帽子が映っていましたが、消防団員の誰かが放火犯ってこと⁉
まさか、まさかね。分団長が放火犯ってことはいくらなんでもないよね。
もしそうだったらもう原作者許せないレベル。
打ち合わせと称して東京から三馬を訪ねて来た中山田。
うなぎにゴルフに渓流釣りにと、田舎ライフを超堪能。
中山田が犯人ってことはないですよね。
でもハヤブサを気に入った感じだったし、ハヤブサのミステリーにも興味がある様子です。
仕事柄ずっとハヤブサにいることは無理でしょうが、犯人を探す三馬のことを手伝う形でちょくちょくハヤブサにやって来そう。
もしくは立木が怪しいってなった時に、東京にいた頃の立木の痕跡を中山田が調べるのではないかと思います。
作中では写真の美女が誰なのかハッキリしてませんでしたが、公式のキャスト紹介ではしっかり名前が載っていました。
はい、山原リンコさんの娘の山原展子さんですね。
中山田の推測は当たっていたわけです。
加えて老婆の名前も判明。
コチラは名字がなく名前だけ。怪しいですね。
この3人は血縁関係でしょうか。
この人物関係の中に立木が嘘をついてまでハヤブサドラマを制作する理由がありそうです。
でも放火犯とはまったく別件かなと。
むしろ立木は放火犯に怒っているみたいですし。
前回、浩喜の嘘うわさをハヤブサに広めまくったり、立木のストーカーみたいなことしてるし、今回は暗闇からじっと三馬たちを凝視していたりと、怪しさで言ったら真鍋がダントツで1位。
なんだけど、そうすると大概ミスリードで犯人じゃないんですよねー。
これらの奇怪な行動にも理由があるわけで、それがとっても気になります!
いつもスーツ姿だった中山田の、イケオジファッションが炸裂してましたね。
三馬に「ハワイかよ」とツッこまれたアロハシャツ姿はこちら
3着も用意してきてます。w
2着目のシックな色のアロハがよく見えなくて残念です。
3着ともこの「SUN SURF」というブランドもののようです。
山本耕史さん、アロハもお似合いですね。
ちなみに中山田という名字は、原作者である池井戸氏を担当した編集者の名前をミックスしたものだそうです。
山本さんのショットは中村さんに邪魔されたのでよく分かりませんが、中村さんはなかなかキレイなフォームでショットを打ってましたね。
普段からやってる感じですねー。
そして中村さんが打ったあと「ちょっと右かな」と、この言い方が超絶カワイかった!
TVerで見てみてください。14:20のところです。
このシーン、2人とも素でやってませんか。w
ハヤブサ消防団3話、ネタバレ、感想はいかがだったでしょうか。
どんどん怪しい人が増えてる気がしますね。
火事のシーンは切迫感があって、見ているコッチも緊張してしまいます。
全体的に怪しくホラーな雰囲気が強くなってきていて、そんな時に中山田の空気を読まないはっちゃけた振る舞いは、ほっとさせてくれて助かりました。
それから中山田がタクシーで帰ろうとするシーン。
お気づきでしょうか。
タクシーのナンバーが「10-31」
山本耕史さんは、1976年10月31日 生まれなんですよー。
芸が細かい。
ちょっと分かりにくい小技ですが、こんなところでも重い雰囲気を少しでも軽くしようとしているのかなぁと思いました。
ラストで賢作の家を放火した犯人のものと思われる消防団の帽子が映りましたが、まさかね…
消防団員が放火犯だったなんて、結末として悲し過ぎます。
単なる伏線だといいのですが。
登場人物が多いし、謎な人物も多くてとても複雑なストーリー展開になってきました。
がっつり注視しないといけませんね!