2019年NHK朝の連続テレビ小説スカーレットにてブレイクをはたした松下洸平さん。
いまやドラマはもちろん、舞台、バラエティ、そしてシンガーソングライターとしても活躍中です。
そんな松下洸平さんには大学教授をしていたお祖父様がいらっしゃるとか。
そんなお祖父様とやさしい洸平さんのとあるエピソードをご紹介したいと思います。
松下洸平の祖父は大学教授だった!
松下洸平さんの母方のお祖父様は大学教授だったと、洸平さんがとある雑誌の連載の中でお話しています。
教育学部で教鞭をとっていたそう。
60歳の定年まで勤め上げました。
しかしそれ以降も講演会を開いたり、ご自身で教育に関する著書を出版するなど、活動的に過ごされていたようです。
長年八王子にお住まいのようなので、八王子にある大学を調べてみました。
現在八王子市内にキャンパスを構える大学と名の付くところは13箇所ありました。
そのうち古くから教育学部を設置していたのは帝京大学と創価大学。
少なくとも晩年はこのどちらかで教鞭をとっていたのではないでしょうか。
いずれにしても大学教授なんて凄いお祖父様ですよね!
お祖父様の家には蔵書がたくさんあり、そして大変な読書家だったそうです。
書斎の壁全体が本棚で、廊下や階段にも本が山積み、その数ざっと3000冊以上だったとか。
洸平さんいわく「本の匂いがする人」と称していますが、納得ですよね。
これはその連載記事への挿絵で洸平さんが描いたものです。
なのでこの絵の通りの様子なのだと思います。
やはり大学教授だけあって知的な佇まいですよね。
思い出深くてやさしいエピソード紹介!
洸平さんが中学2年生のとき、祖父母の家に引っ越す形で同居が始まりました。
しかし洸平さんが高校2年生のころ、お祖父様の白内障が悪化。
少しの光しかわからないほどに見えなくなってしまったそうです。
すると、とたんに本棚に収まりきらずあちこちに山積みなっている本たちは、お祖父様がつまづきかねない危険な物体に変わってしまいました。
しかし生涯をかけて読み書きしてきた本たちです。
読めなくなった、見えなくなったからといってすべてを簡単に処分することはできなかった。
そりゃぁ愛着ありますもんね。
そこで当時16歳だった洸平少年は、古本大処分祭りを開催。
洸平さんが本のタイトルを座っているお祖父様に読み上げると、お祖父様がいる、いらないと判別していく作業。
これを毎週日曜日に実施。一年以上かかったそうです。
高校生時代の洸平さんは新しいダンス部を一から立げるなど活発に活動しており、その様子からは友人も多かっただろうと推測します。
そんな青春真っ只中にも関わらず、祖父の古本処分に毎週つき合っていたという洸平さん。
やさしいですよね。本当に。
こうした二人の二人三脚で足の踏み場もなかった書斎や階段はスッキリできたそうです。
お祖父様と本のその後
現在90歳を超えるお祖父様は、お祖母様と一緒に仲良く老人ホームで暮らしています。
ですが、認知症が進行し2023年の頭には洸平さんのことも分からなくなってしまったそうです。
洸平さんはそれを寂しく思いながらもずっと同じなんてことない、と受け入れています。
そして古本処分祭りで生き残った本たちも、ついに主をなくしてしまいまいた。
けれどもかつてのお祖父様の教え子たちが、状態のいい本は大学へ寄贈するという形ですべて引き取ってくれたそうです。
きっとその中にはお祖父様が書かれた本も混じっていますよね。
これは洸平さん的にもお祖父様的にも、一番うれしい形だったのではないでしょうか。
自分の生きた証を少しでも多く残せるって凄いことだと思います。
洸平さんも芸能史に名を残せそうですよね。
さならなる活躍を期待します!
こちらの内容はダ・ヴィンチという雑誌で掲載されていた洸平さんの連載、フキサチーフからの紹介です。
こちらの号に載っていました。 原文ママ読みたい方はこちらをぜひ。
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