現在、史上最高齢でよしもとの劇場メンバー入りした、その名もおばあちゃん!
じわじわとテレビ出演も増えていき、2024年7月6日放送の「さんまのお笑い向上委員会」にも登場!
実は3月には自身のエッセイ本も出版していました。
今回はそんなパワフルなおばあちゃん芸人さんの本、本名、経歴について調査しました。
77歳、芸歴5年でおばあちゃんが本を出版。
タイトルは「ひまができ 今日も楽しい 生きがいを」。
有吉弘行さんや光浦靖子さん、錦鯉さんなど、割と多くの芸人さんたちもエッセイ本を出版されています。
でもそれは有名になってからの話で、おばあちゃんのように芸歴5年、しかも失礼ながらまだあまり有名ではない芸人の本が出版されることは非常に稀でしょう。
なぜ超売れっ子でもないおばあちゃんの本が出版されたのか?
それは後述するおばあちゃんの経歴を知ると、合点がいくと思います。
おばあちゃんの本名は沖原タツヨさん。
芸人さんはほとんど芸名を使用しますが、それにしてもなぜ「おばあちゃん」なのでしょう?
2018年に吉本総合芸能学院(東京NSC)に24期生として入学してからしばらく後のこと。
授業で芸名を書かなければならなくなりましたが、タツヨさんは全く考えていませんでした。
悩んでいると教室から「おばあちゃんでいいよ!」と同期からの声が。
それでその場の満場一致で「おばあちゃん」になったんだそうです。
なので芸名の名付け親は「NSCの同期」となっています。
昭和22年生まれのおばあちゃんの最終学歴は、長らく中卒でした。
当時はそれが一般的だったんですよね。
でも勉強に意欲のあったおばあちゃんは、働きながら通信制高校と短期大学を卒業しています。
さらに47歳の時に放送大学に入学、無事卒業。
おばあちゃんは、30代から40代にかけて複数の癌を経験しています。
大学に通うにあたっては、旦那さんも会社も「止めはしないけど協力はしない」スタンス。
決して前向きには捉えてもらえませんでした。
それでも学ぶ姿勢を貫いています。
地頭もいいし、芯の強い人なんですね。
これだけでも尊敬します。
中学卒業後、造船所に就職し働きながら高校、短大、大学を卒業されたおばあちゃん。
その後の時系列は以下のとおり
2011年、64歳で定年退縮したあと、高齢者劇団の助っ人として声を掛けられ活動していました。
しかし舞台のことを何も知らなかったので、ここでまた「学びたい欲」が高まったんだとか。
「舞台について学びたい」といろいろ調べてNSCにたどり着いたそうです。
71歳でNSCへ入学したおばあちゃん。
案の定クラスでは最高齢なわけですが、そこはプロを養成する場所なのでレッスンは厳しかったとか。
大きな声を出す必要があるので、腹筋は鍛えられたそう。
1年間、毎朝5時に起きて通学。
でも授業は楽しかったので辛くはなかったと語っています。
72歳でプロデビュー。
ここでぜひ、おばあちゃんのネタを見てみてください!
しっかり面白い漫才になってますね!
お歳を考えると本当にスゴイなって思います!
巷でもじわじわ浸透していってるようすです。
もっと大勢の人に知ってもらいたい!
現在77歳にして、現役吉本芸人のおばあちゃんの経歴についてまとめてみました。
簡単にまとめてみただけでも、とても濃い人生を送っていることがわかりますよね。
もっとおばあちゃんについて知りたいと思ったら、やっぱりこの本を読むべき。
おばあちゃんの真似はできなくても、より良く、楽しく生きるエッセンスが見つかりそう。
本当にやりたいことなら、いくつになったってできるでしょ。
東京新聞 TOKYO Web
貧乏だ、病気だ、年だ、時代だって言い訳したって仕方がない。
これまで生かしてもらったことに感謝しながら、生きてる今を楽しみたい。
笑うチャンスを逃さないで
やりたいことを諦めずに懸命に生きてきたおばあちゃんの言葉、染みます…
これからも、お笑いとともに明るく生きていく勇気を発信するおばあちゃんを応援したいと思います!